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阪神・才木浩人 Gキラー伝説!金田正一、星野仙一に並ぶ10連勝 安定感追い求め歴代トップ権藤博に王手 - スポニチ Sponichi Annex 野球
阪神は8日の巨人戦(東京ドーム)に4―1で快勝し、1日で同率首位に返り咲いた。先発の才木浩人投手(27)が7回5安打無失点、8奪三振の力投。5月24日の巨人戦以来1カ月半ぶりとなる今季6勝目を挙げた。24年から続く自身の巨人戦連勝を10に伸ばし、金田正一(国鉄)、星野仙一(中日)、山内泰幸(広島)に並び歴代2位。歴代トップの権藤博(中日)の11連勝に王手をかけた。
虎の“最強Gキラー”がチームを首位に押し上げた。才木は、6回以外は毎回走者を背負いながら粘りの投球を展開。5月24日の巨人戦以来1カ月半ぶりの白星を飾った。「毎回ピンチを背負ってたので、すみませんでした(笑い)。昨日は逆転負けっていう展開で、今日は絶対に勝ちたいっていう気持ちがあったのでなんとか勝ててよかった」ピンチを救ってくれたのは自慢の直球だった。7回に安打と四球で2死一、二塁を招いたが、浦田を150キロ直球で一ゴロ。終盤も直球の威力は衰えず、「ピンチの時もしっかり押しながらいけたので、三振も取れていたし良かった」としたたる汗を拭った。運にも恵まれた。5回2死二塁、キャベッジが放った打球は高々と舞い上がり、天井に直撃した。勢いをなくして落下した打球は、右飛となった。運をも味方につけ、巨人戦は球団最長の10連勝だ。「勝てているのはいいこと。巨人戦だけでなく、他のチームでも連勝できるように」とうなずいた。周囲と比べることはやめた。入団当初は同学年の浜地(現DeNA)や1学年上の望月(現阪神アカデミーコーチ)らに「負けたくない」と強いライバル心を抱いたこともあった。だが、試合を重ねるごとに「なんかそうじゃないよな」と考え方は変わった。「プロはローテに入ってどれだけ安定して投げられるか。別に自分から人と争いにいく必要はないよなっていうのは凄い思った」背番号1を争った高校時代は、チームメートがライバルだったが、プロの世界は違う。誰かを意識しすぎれば、自分の長所や伸ばすべき部分も見失いかねない。だからこそ、目を向ける先は周囲ではなく「自分」。自分自身と向き合う己のスタイルを築き上げてきたからこそ、今がある。チーム内では左腕の高橋が10勝を挙げるなど快進撃を続ける。「僕には正直あんまり関係ない。自分のやるべきことをしっかりやっていれば、結果は出るかなって思う」。そのまなざしは、常に自らの歩むべき道へ向けられている。首位攻防戦でチームを勢いづけた大きな一勝。主役となったのは、己を信じて投げ抜いた背番号35だった。(山手 あかり)○…才木(神)が24年7月30日から続く巨人戦の連勝を10に伸ばした。巨人戦10連勝以上は11連勝の62~63年権藤博(中)を筆頭に10連勝の57~58年金田正一(国鉄)、71~73年星野仙一(中)、95~97年山内泰幸(広)に次いで5人目。オール先発での巨人戦2桁連勝は才木が初めてとなった。また、才木は巨人戦通算27試合で16勝4敗、勝率・800と相性抜群。貯金も12となり、自身の持つ巨人戦最多貯金記録をまた1つ更新した。