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広島 屈辱敗戦も栗林良吏の粘投が光「期待に応えられず悔しい」反省も48日ぶり1軍で6回1失点 - スポニチ Sponichi Annex 野球
屈辱の敗戦の中にも光あり――。広島は9日のヤクルト戦で相手3投手による継投で2004年10月4日阪神戦以来となる無安打無得点を喫する中、48日ぶりに1軍復帰で先発した栗林良吏投手が6回1失点の粘投を見せた。右内転筋肉離れの影響で5月22日の中日戦以来の登板も不安を一掃。30歳のバースデー登板を勝利で飾れなかったが、7月反攻に向け、頼もしい男が帰ってきた。
栗林は、コイ党からの温かい拍手に迎えられ本拠地のマウンドに立った。右内転筋肉離れからの復帰登板で、復活を印象付ける6回1失点。それでも、チームに勝利をもたらすことができなかったことを最後まで悔いた。「ファンのみなさんの声援が力になりますし、期待に応えたい気持ちでしたが、応えられなかったのが悔しいです」初回は1死から連打を浴び2死二、三塁を招いたが無失点。ただ、2回に2死二塁から9番・山野辺に右中間へ適時三塁打を浴び、敗戦に直結する唯一の失点を許した。5月22日以来の1軍登板。序盤は投球フォームにズレが生じていたという。先制点を許した後、ベンチで菊地原投手チーフコーチと会話を交わす中で、投げ急いでいると分析。上体が前に突っ込みすぎたことで「変化球にもタイミングを合わせられていた」と振り返り、3回以降は「自分のテンポ」を意識してメカニックを修正。結果として以降の4イニングはわずか1安打と立て直した。「結果的に負けているのでダメですけど、修正できたのは良かった。(ただ)初回からできないと、こういうゲームになってしまう。(今後は)しっかりしていきたい」この日は自身30回目の誕生日だった。試合前のキャッチボール時と3回の打席時の2度、右翼スタンドからバースデーソングで祝福を受けた。「キャッチボールの時から歌ってくれましたし(相手)投手も捕手の古賀くんも、待ってくれたのですごいありがたかった」72球での降板に、新井監督は「久しぶりの登板だったけど、いいピッチングだった。ちょっと大事にいってあげないといけないと思ったので(6回で交代した)」と説明した。チームが22年ぶりに無安打無得点を喫したことで、栗林の力投も勝利には結び付かなかった。それでも、浮上を目指す7月戦線において、右腕の帰還は間違いなく、明るい材料となった。(長谷川 凡記)