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ソフトバンク・栗原陵矢 “トンネル”抜けた!25号&V撃 本塁打&打点のライバル近藤に宣戦布告も - スポニチ Sponichi Annex 野球
ソフトバンク・栗原陵矢内野手(30)が12日の楽天戦で、決勝適時打に25号2ランなど2安打3打点の活躍でチームを勝利に導いた。7日のオリックス戦から15打席連続無安打のトンネルを抜け躍動。前日11日には三塁守備でアウトカウントのミスをして小久保裕紀監督(54)から厳しい言葉を受けており、眠れないほど重く受け止めて強い覚悟で臨んだ試合だった。4番が思いをバットで体現した。
思いを乗せた一発だった。1―0の3回1死一塁、栗原が先発・古謝の137キロのツーシームを捉える。打球角度は36度。大きな弧を描きながら右中間スタンドに吸い込まれた。12球団トップを独走する25号2ランにベンチでは笑顔を見せたが、胸の内は不安と反省でいっぱいだった。「心臓がバクバクして昨日は寝られなかったですね」と神妙な面持ちで明かした。前日11日、3回1死一、二塁で三ゴロをさばいたが、三塁ベースを踏んだだけでアウトカウントを勘違いし、併殺を逃した。小久保監督が試合後に発した「隙だらけですね」という厳しい言葉をネットを通して目にした。「情けないですね。これだけ野球をやってきてああいうミスが起こるっていうのは」と受け止め、「人生一、集中した」と決意して臨んだ一戦だった。この日の1本塁打を含む4打数2安打3打点の活躍は反省の思いも詰まっているが、打撃感覚が戻りつつあるのも事実。「今年やってきたことや自分の強みを考えながら、今日の試合に臨んだので打てて良かったです」と手応え。チームの全打点の活躍に小久保監督は「昨日はかやの外でしたけど、今日は栗原の日でしたね」と前夜とは一転、称えた。本塁打数、そして打点でリーグトップを争う近藤からは11日のお立ち台で「昨日(10日)、くり(栗原)にランナーをためて回したけど全然打ってくれなかったので、自分で打ちました」と“愛の公開処刑”を受けていた。そんな中、0―0の初回1死一、三塁で140キロのカットボールを捉える先制の左前適時打。16打席ぶりにHランプをともした。復調のきっかけをつかむ一打に控えめに右拳を握った。一塁走者・近藤が進塁した二塁上で見せた満面の笑みを「僕より喜んでいましたね」と栗原はうれしそうに振り返る。本塁打は5本差に広げ、打点は5点差と追い上げる。その上で「(近藤は)なかなか簡単にかなう相手ではないですけど、立ち向かっていきたい」と最強の3番に宣戦布告した。6月30日から始まった「鷹祭 SUMMER BOOST」の最終日。孫オーナーも来場した“御前試合”を白星で飾り、7勝2敗と今季もBOOSTに成功した。貯金は今季最多タイの18とし、2位の西武とは3ゲーム差だ。3、4番が競い合ってチームを引っ張り、勝利を積み重ねていく。 (昼間 里紗)