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【MLB】村上宗隆、夢の48時間 屈指の剛速球「Nasty」球団選択「最高の決断」賞金大盤振る舞い「日頃お世話に」1年目で刻んだ足跡「最初で最後じゃない」
NBAヒューストン・ロケッツのケビン・デュラント(中央)と記念撮影するホワイトソックス・村上宗隆(右)(撮影・竹濱江利子)【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)14日(日本時間15日)=横山尚杜、竹濱江利子通信員】米大リーグの第96回オールスター戦が開催され、メジャー1年目のホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)はア・リーグで七回の守備から一塁で途中出場し、九回の初打席は空振り三振に倒れた。球界屈指の剛腕ミラー(パドレス)に対し、3度振って一度も当たらず。思わず「Nasty(えぐい)」とつぶやき、脱帽した。試合はア・リーグが4―0で勝った。球宴初打席で対戦したのは、メジャー屈指の剛腕だった。村上は「運が悪かった」。100マイル超の直球を4連投され、3度スイングするも捉えることはできず。最後は101.7マイル(約163.6キロ)の剛速球で仕留められた。前日の本塁打競争に続き、48時間にわたる夢の時間を過ごした。「初めてこういう舞台で対戦できてすごくうれしかったし、楽しかった。素晴らしい選手と一緒にプレーできていい日になった」パドレスの守護神ミラーは今季38登板で2勝1敗、防御率0.91、ナ・リーグ1位の25セーブ。難攻不落の剛腕とのマッチアップを振り返り、「Nasty(えぐい)」と漏らすほどだった。日本選手がメジャー1年目で球宴に選出されたのは10人目。そのうち野手として出場に至ったのは、イチロー、松井秀喜、福留孝介に続き4人目となった。試合前の取材対応では快進撃が続くホワイトソックスに話が及んだ。下馬評が低かったチームはア・リーグ中地区首位で後半戦に挑む。複数の移籍先候補から昨季まで3年連続100敗を喫した球団を選んだことに「最高の選択だった」と言い切り、「僕たちは勝つ集団。これからも勝てるように頑張りたい」と力を込めた。レッドカーペットショーに参加し、取材対応したホワイトソックス・村上宗隆(撮影・横山尚杜)長期間在籍したいと思うかという問いに「もちろん」とうなずいた。2年総額3400万ドル(約53億6300万円=為替レートは入団合意時)の短期契約。早期に契約を更新する可能性には「自分の人生の中で一番いい選択ができるように」と話すにとどめた。スターの仲間入りを果たしても、村上の謙虚な人柄が美しかった。本塁打競争は出場者全員が15万ドル(約2400万円)以上の賞金を手にする。村上は〝臨時収入〟を得た形となったが、使い道について「日頃お世話になっている人に渡したい。打撃投手、通訳さん、トレーナーさん、シェフの方。『前半戦ありがとうございました』という形で渡せれば」と大盤振る舞いする考えを明かし、自らの取り分は「税金はあるので、そこはしっかりやりたい」と笑わせた。試合前恒例のレッドカーペットショーにも〝初見参〟。純白のジャケットにダメージデニム、黒ネクタイと異彩を放つスタイルで登場し、存在感抜群だった。4日前に出場が決定し、急きょ代理人が用意した衣装だったが、全てがお気に入りだったという。一塁守備では九回にウイニングボールを捕球し、指揮を執ったブルージェイズのシュナイダー監督に手渡した。「最初で最後じゃないと思っている。また次も出たい」と村上。真夏の祭典で、メジャー1年目から足跡を刻んだ。村上の成績へ