サンスポ
阪神・近本光司「得点につなぐことができたのでよかった」 点呼ぶ復帰後初マルチ安打
八回、安打を放つ阪神・近本光司=バンテリンドームナゴヤ(撮影・松永渉平)(セ・リーグ、中日6-5阪神、15回戦、阪神11勝4敗、15日、バンテリンD)不動のリードオフマンは塁に出れば必ずホームへとかえってきてくれる。やはり、この男がいるだけで猛虎打線は厚みを増す。阪神・近本光司外野手(31)が1軍復帰後初マルチを含む3出塁3得点と反撃をけん引した。「何とか得点につなぐことができたのでよかったです」4点差をつけられて迎えた八回先頭は左腕の吉田から中前打。連続四球で三塁まで進むと、佐藤の右前打で3点目のホームを踏んだ。打線はその後、1点差に詰め寄るまで反撃。惜敗も中日投手陣にしっかりとダメージは与えた。一回先頭は四球で出塁し、続く中野とランエンドヒットで無死一、三塁とチャンスメーク。森下の二塁打で先制のホームへとかえってきた。三回先頭は右翼線へ二塁打を放つと、内野ゴロで三進後、相手暴投で一時勝ち越しの得点。左手首の骨折から11日に1軍復帰し、この二塁打が初の長打、そして復帰後4試合目で初マルチと状態は上向きだ。「きょうは1軍も中止かなあ?」約2カ月半に及んだリハビリ期間も頭にあるのは勝利を目指して1軍で奮闘する仲間たちのことだった。そして、虎ナインはセ・リーグ首位の座で自身の1軍復帰を出迎えてくれた。今度はその頑張りに近本が応えるとき。虎の切り込み隊長として、何としても塁に出る。何としてもホームへとかえってくる。復帰後全試合で安打を放つ1番・近本を筆頭に、打線は八回に加えて1点差で迎えた九回も2死満塁と相手守護神の松山を追い詰めた。藤川監督は「終盤にかけてもう1つ流れを持ってくることができた。このあたりは明日以降またいけるかなと思う」と前を向く。完成形に近づく猛虎打線。その先頭に立つ近本もいつものように冷静に淡々と次戦を見据えた。「(状態は)日によっても違いますし、ピッチャーによっても違うので、そのときの状況で自分の状態をしっかり理解して力を発揮するだけです」混戦模様のセ・リーグだが、「1番・中堅 近本」がいるだけで心強い。不動のリードオフマンはこれからも塁に出て、ホームへとかえってくる。(原田遼太郎)一球速報へプロ野球日程へ